短期間で歯列矯正できる技術がある

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矯正歯科というと矯正歯科に定期的に通い、矯正装置をはめないといけませんが、最近は短期間で出来るようなスピード矯正もあります。その方法が「アンカーインプラント」と「コルチコトミー」の2通りですが、高度な技術が必要とされるため日本ではまだ対応している矯正歯科の数は少ないようです。


「アンカーインプラント」は、歯を動かす土台となるものをインプラントで埋め込む方法です。一般的な歯列矯正は、歯を動かす際に土台となるのはその周囲の歯であるため、周囲の歯が張力に負けて引っ張られないようにするため丁寧に矯正をするので時間がかかってしまいます。「アンカーインプラント」は、歯の代わりに「ビス」または「ミニプレート」を埋め込んで土台にします。「ビス」はそのものが小さいので細かな移動にも対応でき、すぐに移動を開始できます。ただし、ビスが小さいので1度に1つしか対処できません。

「プレート型」はビス型より大きく強固なのでいくつもの歯の土台になりますが、取り外すときにかなり注意をする必要があり、高度な技術が要求されます。次に「デンタルインプラント」が土台になる場合もあります。もともとインプラントで植わっている根っこを土台とするので後で取り外す必要がありませんが、インプラントしている人以外は対象になりません。


「コルチトミー」は、「皮質骨切除術」という方法で、硬い皮質骨に数ミリの切込みを入れ歯を移動しやすくする方法です。これにより処置時間は4分の1から半分に短縮されました。痛みなども軽減されるなどメリットが多いのですが、外科手術となるため、高度な技術が必要です。費用も先端医療のため高額になりますが、それでも短期間で治療が出来る魅力があります。