小児矯正の1期と2期には何をするの?

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小児矯正歯科治療にはいくつかの方法があります。まず、2期に分けて乳歯と永久歯が混在しているときから治療を開始するもの。または、1期だけで大人と同様に永久歯が全部そろってから歯列矯正を行う場合です。一般的には一期の頃から治療を開始することで2期の頃の治療が楽になり、抜歯などを行わなくて済むということで、1期からの治療が望ましいとされています。


1期は乳歯と永久歯が混在する6歳~10歳の間に行います。そしてしばらくお休みを置き、永久歯にすべて生え変わった時点(12歳ころ)で2期の治療を行います。

1期ではどのような治療を行うのかというと、アゴの形成に重点を置き、アゴを広げたりと正しい骨の形成を行えるように手助けを行うものです。この際、一般に使われている矯正器具ブラケットなどは使わずに床矯正装置等で歯を広げる作業を行います。拡大ネジのついた入れ歯のような器具を歯と歯の間に挟み、歯列と歯槽骨を拡大する治療を行うものです。


第2期は大人と同じ矯正歯科治療方法でブラケットを使用して歯のゆがみを治すものです。1期で治療を終わる場合もあれば2期も行う場合もあります。2期は一般的に永久歯が全て生えそろった後に行います。気になる矯正歯科の費用ですが、第1期、第2期の費用はそれぞれ25万円~50万円程度です。大人の歯列矯正が60万円~100万円ですので、大人より安く済む場合もあれば大人と同じくらい費用が掛かる場合もあります。