外科手術が必要な歯列矯正について

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矯正歯科での歯列矯正の主な目的は見た目の美しさで、歯並びが悪くても明らかな身体的不自由はみられませんが、歯のせいで食べ物がきちんと食べられないなどの症状がありアゴに問題があった場合は保険が適用される場合があります。矯正歯科で保険が適用される症状は主に以下の症状になります。


上のアゴが前に出っ張っている(出っ歯)、上のアゴが後ろに下がっている、下のアゴが前に出っ張っている(受け口)、下のアゴが後ろに下がりすぎているといったアゴのトラブルが該当します。これらの症状では歯列の矯正だけで治るものもあれば外科手術が必要な場合もあります。

手順ですが、外科手術を受ける前にまずは矯正歯科にて歯列矯正を6か月~1年半の間受けます。そして外科手術となります。外科手術は大掛かりな手術になることもあり2週間~4週間ほど入院が必要になります。そして再び6か月から1年の間、矯正治療を受けます。その後は、歯並びが元に戻らないようにリテーナ―という保定装置をしばらくの間つけて固定します。


保険についてですが、外科治療の箇所については保険が適用になります。また、歯列の矯正についても金属のブラケットのタイプであれば割引の対象になります。セラミックや裏側治療などについては割引がなくなるので注意が必要です。治療には長期間かかり、かなりの忍耐も必要となります。ただし、美しい歯並びと健康的に快適に咀嚼が出来るというのは、若い時だけでなく、高齢になるとさらに差が出てきます。将来の健康を考えても外科矯正は大切だといえます。